啓明式超効率学習法とは

定着重視の段階的学習法のことです。

 

◎定着重視とは

 学力とは「理解して(入力)、それを覚えていつでも思い出せる状態(定着)にして、問題解決に対処(出力)する力」です。つまり、「入力」「定着」「出力」が三位一体となって一つの学力を形成しています。そして、学力をつけるには入力:定着:出力=3:6:1の割合で重要であることが、30年の教育実践を踏まえてわかりました。理解させる(入力)以上に定着させる方が数段困難なことなのです。学校では入力重視で授業が行われており、定着させるのは宿題(課題)で生徒自身に任されているのが現状です。

 では、どうやって定着させるかですが、その最善の方法が段階的学習法なのです。

 

◎段階的学習法とは

 生徒の学力がどの段階にあるか見極めて、その段階にある問題を徹底的に解き、完全に定着した上で、次の段階に進むという学習法です。言ってしまえば、ごく当たり前の方法ですが、実際行うのは非常に難しい方法です。まず、自分がどの段階にいるのか分かる人は稀です。たとえ、どの段階か分かったとしても、自分に合った段階の問題だけをすることはほとんど不可能です。市販の問題集(学校で使うワーク類も含む)では、基本A・標準B・発展Cなどには分かれていますが、問題のレベル分けが不十分です。そのため、自分に合った段階を定着する前に、次の段階の問題を解くことになり、その難しい段階でつまずくと、自分に合った段階の問題ですらできなくなる状態になることが多いです。まじめに問題集をやっているのに、よくわからないという人は、この状態になっています。

 啓明では、生徒の段階を見極めて、その段階にあった厳選した問題だけを徹底的に解くことで短期間に定着できるように学習していきます。そのため、啓明の授業時間だけでほとんど定着できるようになっています。また、理解(入力)においても効率的な方法(ポイント習得学習法)を用いていいますので、短期間に学力の9割を占める入力と定着を習得できます。残り学力の1割にあたる出力を学校の(宿題)課題に向けることで、非常に効率よく学力を高めることができます。

 

◎ポイント習得学習法とは

 理解する上で重要なことは、最初に覚えることをできるだけ少なくすることです。理解させよぅとして、いろいろ言えば言うほど、何が重要なのか分からなくなります。そのため、ポイント習得学習法では、最初に「これだけ覚えればいい」というポイントだけを説明し、そのポイントに沿って問題を解くことで、簡単に理解(入力)できる方法です。

 

 啓明の授業は、学校の授業より少し早く学習していきます。それは啓明の授業で学習内容を定着させた後に、学校の授業を受けることで、授業が分からずに時間を無駄にすることを防ぎます。また、すでに定着していますので、多少難しい問題のある学校の宿題(課題)をしても、分からなくなるリスクがなくなります。分からなくなってもう一度やり直す時間を節約できる利点があります。啓明式超効率学習法は学校教育の欠点を補って、学校を最大限活用することができる方法なのです!!