H30年度米沢興譲館高校探究科について

H31年度米沢興譲館探究科・長井探究コースについて」をご覧ください。

 

◎探究科と普通科のどちらにしたらよいか迷うなら

 H30年度から普通科・理数科(総定員200名)が探究科(定員80名)・普通科(定員120名)に変更になります。昨年度まで普通科と理数科を合わせて募集されましたが、今年度からは探究科と普通科が別々に募集されます。そのため、探究科と普通科で別々に倍率が発表されることになります。そこで重要になるのが併願のしくみです。第一志望を探究科とすると、第二志望で普通科を選択することができますが、第一志望を普通科にすると第二志望に探究科が志望できませんこのことから、次のようなことが起こりえます。

 (ケース1)探究科が定員割れ、普通科が定員割れの場合

 探究科と普通科の志望者は基本的に全員合格。

 (ケース2)探究科が定員超過、普通科が定員割れで、全体で定員割れの場合

 探究科の志望者のうち、入試成績の悪い方が普通科へ、普通科の志望者は基本的に全員合格。

 尚、入試成績の悪い方で、第二志望に普通科を選択していない方(普通科に絶対行かないという方)は不合格。

 (ケース3)探究科が定員超過、普通科が定員割れで、全体で定員超過の場合

 探究科の志望者のうち、入試成績の悪い方が普通科へ、探究科と普通科の志望者の中で入試成績が悪い方が不合格。純粋に入試成績が悪い方が不合格。

 (ケース4)探究科が定員超過、普通科が定員超過の場合

 探究科の志望者のうち、入試成績の悪い方が普通科へ、探究科と普通科の志望者の中で入試成績が悪い方が不合格。純粋に入試成績が悪い方が不合格。(ケース3)と同じ。

 (ケース5)探究科が定員割れ、普通科が定員超過の場合

 探究科は基本的に全員合格。普通科の志望者の方で入試成績が悪い方が不合格。

 

 (ケース1)~(ケース4)の場合は、今まで通り、全員合格か、純粋に入試成績の悪い方が不合格になりますが、(ケース5)の場合だけ、探究科の志望者は不合格者の入試成績より低くても合格できる可能性があります。したがって、探究科と普通科のどちらにしたらよいか迷ったら、探究科を第一志望にしましょう。どうしても探究科が嫌な方以外、普通科を第一志望にするメリットがありません。

 

◎普通科を第一志望にしたほうが良い方は

 高校1年生のときは、探究科と普通科のカリキュラムに差はほとんど無いようです。2年生になると、探究科は理数探究科と国際探究科に分かれ、理数探究科は理科・数学系、国際探究科は社会・英語系の研究テーマを先生と話し合いで決め、課題研究を授業で週2回行うことになります。普通科でも、課題研究の授業が週1回あります。課題研究は夏休みの自由研究とは違います。夏休みの自由研究は夏休みの自由な時間を使って研究しますが、課題研究は授業時間を使って研究することができるのです。また、どのように研究を進めればよいかアドバイスをしてくれる先生がいるのですから、夏休みの自由研究とは違って、どうしたらよいか途方に暮れることはないはずです。尚、大学に進学すれば、大学を卒業するには卒業論文を書かなければなりませんので、課題研究を嫌がってはいけません。課題研究が嫌な方はそもそも米沢興譲館高校を志望するのはやめるべきです。

 探究科は英語ができない方は大変です。国際探究科はもちろん必要ですが、3年生になると、理数探究科でも英語による論文・ポスターの作成があります。また、2年生の時に探究科は海外研修があります(尚、普通科は関西研修)。そのため、英語が苦手な方は普通科を第一志望にした方がよいと思います。高校に入ってから英語を勉強しても手遅れです。中学校の内容はできて当然で授業が進みます。探究科を目指している方で、英語の苦手な方はできるだけ早く対応してください。

 

◎探究科の模擬試験の目安

 中学校の進路指導でも、探究科をできるだけ目指すような指導になるはずです。そのため、探究科の倍率は高倍率になる可能性が高いです。どうしても、探究科に合格したい方は、内申点が40点程度の高い方は模擬試験で350点以上、内申点が34点程度と低い方は模擬試験で380点以上を目指してください。実際の入試で、この模擬試験と同じ点数がとれれば、倍率が2倍を超えても合格できるはずです。普通科でもよい方は、今まで通り、内申点が40点程度の高い方は模擬試験で300点以上、内申点が34点程度と低い方は模擬試験で330点以上を目指してください。

 尚、上記の点数の目安は啓明教育研究会の独自のものです。

 

◆探究科についての米沢興譲館高校の説明会が実施されました。

 10月22日(日) 川西地区・長井地区は終了

 10月27日(金) 高畠地区は終了

 10月29日(日) 南陽地区は終了

 11月 3日(金) 米沢地区も終了

 詳しいパンフレット(一部の中学校では配布されています)は米沢興譲館高校のHPにPDFファイルであります。