令和3年度山形県公立高校入試状況(置賜地方)

◎令和3年2月26日(金)に発表された置賜地方の県立高校の志願状況

 以下の定員は推薦入試合格内定者を除いた一般選抜定員です。

 米 沢 興  譲  館   

 ( 探 究 )   定員 80名 志願者 128名 倍率 1.60倍

 ( 普 通 )   定員120名 志願者 106名 倍率 0.88倍

 米  沢  東   定員160名 志願者 145名 倍率 0.91倍

 米 沢 商 業

 (総合ビジネス)  定員 71名 志願者  45名 倍率 0.63倍

 (情報ビジネス)  定員 33名 志願者  22名 倍率 0.67倍

 米 沢 工 業

 (機械・生産)   定員 74名 志願者  60名 倍率 0.81倍

 ( 電気 情報 )   定員 35名 志願者  35名 倍率 1.00倍

 (建築・環境)   定員 64名 志願者  50名 倍率 0.78倍

 置 賜 農 業

 ( 生物 生産 )   定員 36名 志願者  15名 倍率 0.42倍

 ( 園芸 福祉 )   定員 38名 志願者   9名 倍率 0.24倍

 ( 食料 環境 )   定員 37名 志願者  31名 倍率 0.84倍

 南     陽   定員160名 志願者 124名 倍率 0.78倍

 高     畠   定員106名 志願者  62名 倍率 0.58倍

 長     井   

 ( 探 究 )   定員 40名 志願者  67名 倍率 1.68倍

 ( 一 般 )   定員160名 志願者 109名 倍率 0.68倍

 長 井 工 業

 (機械システム)  定員 40名 志願者  31名 倍率 0.78倍

 (電子システム)  定員 38名 志願者  16名 倍率 0.42倍

 (福祉生産システム)定員 40名 志願者  16名 倍率 0.40倍

 荒     砥   定員 34名 志願者  21名 倍率 0.62倍

 小     国   定員 26名 志願者   2名 倍率 0.08倍

 米 沢 工 業

 (定時制・産業)  定員 40名 志願者  10名 倍率 0.25倍

 

  米沢興譲館だけ最大34名の不合格者が出ます。長井は探究コースが27名定員オーバーしてますので、探究コースの不合格者は出ますが、第二志望を一般コースにしているはずなので、長井全体では不合格者は出ないと思います。

 

 米沢興譲館の志願者は昨年より探究科が8名、普通科も増えており、全体として定員を34名超えております。これは2年前の高倍率(定員38名越え)の状況にとなっています。

 長井の探究コースは定員を上回っておりますが、一般コースが定員割れですので、成績が悪ければ第二志望になりますが、基本的に合格するはずです。よって、米沢興譲館以外は不合格者は出ない可能性が高いですが、昨年は定員割れでも、長井1名、米沢商業2名、置賜農業1名、米沢工業(定時制)1名の不合格者が出ています(倍率の意味参照) 長井と米沢商業は第二志望を書かなかった可能性が高いですが、置賜農業と米沢工業(定時制)は成績不良で不合格になっているようです。内申点が極端に低い(合計18点以下)の方は、定員割れでも不合格になる可能性があります。(下記参照)

 

 

 下記の合格の目安(ボーダーライン)の点数は、今年の入試の難易度を想定した点数です。

 今年の入試問題は数学が難しかったので、興譲館の探究科は数学の分が10点下がりますが、社会が易しかったので、15点上げます。全体では5点上がりますが、傾斜配点後の合計点数は変わりません。興譲館の普通科と長井の探究科は変更ありませんが、社会ができなかった方は厳しいです。

 

◎米沢興譲館の志願者の方へ

 米沢興譲館は34名定員オーバーしていますが、震災避難者の方がいる可能性がありますので、不合格者は34名より少なくなる可能性が若干あります。(昨年は無し、2年前は6名、3年前は3名

 探究科の合格の目安(ボーダーライン)は内申点40点で入試5教科合計385点(ただし、数学と英語の合計が150点以上であること)、普通科は内申点36点で入試5教科合計350点程度です。長井高校が全体で定員割れになっており、成績上位者が米沢興譲館に流れているようなので、特に普通科のボーダーラインは大幅に上がると予想されます。探究科は数学と英語の合計が160点以下では厳しいです。内申点が低い場合は内申点1点減につき、入試の点数を5点上乗せしてください。内申点の高い方は、内申点1点増につき、入試の点数を4点減じてください。

 今年の米沢興譲館の入試は1点を争う非常に厳しい入試となります。

 

◎長井の探求コースの志願者の方へ

 昨年より倍率上がりましたので探究コースの合格の目安(ボーダーライン)は内申点36点で入試5教科合計360点程度でないかと推測します。内申点が低い場合は内申点1点減につき、入試の点数を5点上乗せしてください。内申点の高い方は、内申点1点増につき、入試の点数を4点減じてください。

 

◎内申点が極端に低い(合計18点以下)の志願者の方へ

 決して新型コロナウイルスに感染しない、または、濃厚接触者にならないでください。3月10日に受検できない場合は、内申書で合否判定されますので、不合格になる可能性が極めて高いです。

 ご家族など身近な人も含めた徹底した感染対策をしてください。

 3月10日の入試では、基本的に点数は低くても構いませんが、国語の点数が20点を下回ると不合格になる可能性が高くなります。国語ができない場合、高校の内容についていけないと判断させますので、20点以上とるように最大限努力してください。そのため、作文は必ず書いてください。内容はともかく、200字以上かければ、9点はとれますので、全力で作文を書いてください。

 

 

※内申点の入試の点数への換算ですが、内申:入試=3:7の米沢興譲館、長井の場合、内申点1点につき4.8点、になりますが、内申点が低い場合は少し高めに、高い場合は少し低めに見ていた方がよいので、上記のような計算でみてください。

 

◎注意:ここの記載は、あくまでも過去の経験による予想ですので、今年の入試であてはまらない

    可能性があります。参考程度にお考えてください。